2011年7月12日火曜日

ギラ・ジルカ2ndアルバム完成!!





 

 昨年10/20にリリースされたジャズ・ヴォーカリストのギラ・ジルカの1stアルバム「all Me」はその歌唱力、完成度、斬新なサウンドで、多くのジャズ関係者・リスナーを仰天させたが、その賞賛の余波も残るこの4月には、あらたな一歩を踏み出すべく2ndアルバムのレコーディングに入っていた。
 前作同様ギターの竹中俊二のサウンド・プロデュースの元、前作には入っていなかったピアノやベースがほぼ全曲に加わり、更にジャズ感覚を増している。他のメンバーは中島徹(ピアノ)、コモブチキイチロウ(アコースティック・ベース)、岡部洋一(パーカッション)。そしてゲストとして、菊地成孔との共演やエッセイ集の発表も話題の南博(ピアノ)、前作でもギラとの素晴らしいコンビネーションが好評だった矢幅歩(ヴォーカル)がそれぞれ一曲ずつ参加、アルバムに華を添えている。12曲中5曲がギラ自らのオリジナル・ソングで、いずれも驚くほどの名曲揃い。ソングライターとしての真価も発揮している。












 レコーディングは、二子玉川の静かな住宅地にたたずむスタジオSOUND DALIに於いて6日間に亘ってじっくりと進められた。
 前作よりも良いものをという気持ちは、ギラもサウンド・プロデュースの竹中も、プロデュース&ディレクションの僕も思いはみな同じ。そのプレッシャーと新しいものに挑戦する喜びとが混ざり合いながら初日は、ヴォーカルとギターのデュオの収録で始まった。
 2日目は、初日の曲の一部にベースとパーカッションのダビングから始まり、そして1曲だけ特別参加の南博(ピアノ)のスタジオ入りを待ち、ギラ=南の手によるオリジナル「appearance」を録音。南の素晴らしいメロディーと彼特有の浮遊感のあるピアノ・プレイが他のメンバーを触発し、素晴らしいテイクに。
 午後にはその南博に替わって大阪から参加の中島徹(ピアノ)を加えたカルテットで、一気にアルバムの約半分を録音夕方には予定の曲を録り終える。特にアコースティック・ベースのコモブチは、自分の音がこれまでで一番良い音をしていて気分良くプレイできたとエンジニアの橋本氏に感謝。
 この辺りには、今回のアルバムが相当手応えがある内容と確信し、既に9月のリリースが待ち遠しくて仕方がない。
 3日目は、同じメンバーで残りの曲と手直しで、ギラ及び竹中以外のメンバーはお疲れ様。4日目から唄やコーラス及びギターのダビング。ダビングの日の1日、ギラとのコンビネーションが評判の男性ヴォーカル矢幅歩が1曲特別参加。そしてミキシングへと続いていく。





 ミキシングの最終日、たまたま細野晴臣さんのブレインでもある東榮一氏が隣のスタジオに入っていて、当社の名前を見て声を掛けてくれた。丁度次のマスタリングのスタジオをどうするか相談していたので、東氏に聞いてみると、クラウンのスタジオとそこの間部さんというエンジニアが良いですよとアドヴァイスしてくれ、直ぐに連絡を取り決定。後日ギラと竹中そして僕でマスタリングに望んだが、素晴らしい。これまでのマスタリングのなかで、これほど納得できることはなく、全員大満足。
 
 ビジュアル関係は前作と同じチームで、カメラマンの鈴木敏也氏、デザイナーの織田一良氏、ヘアーメイクの松尾由紀子さん。今週頭にジャケットの表紙のデザインが決まり、なかなか良い感じに仕上がりました。

 9/21のリリースに向け、都内各地、広島、九州、関西、中部のツアーも組めて、今やリリースを待つのみ。みなさん乞うご期待です!

収録曲
01. Closet(作詞:ギラ・ジルカ/作曲:竹中俊二) 02. I Love You Madly 03. One Note Samba
04. Round Midnihgt 05. Appearance(作詞:ギラ・ジルカ/作曲:南博) 06. Drinkin’ My Tea(作詞・作曲:ギラ・ジルカ) 07. Open Arms 08. More(作詞・作曲:ギラ・ジルカ) 09. Perfect Situation(作詞・作曲:ギラ・ジルカ) 10. I Feel The Earth Move 11. The Island 12. Fly Me To The Moon

参加ミュージシャン
○ギラ・ジルカ : ヴォーカル/コーラス ○竹中俊二 : ギター/プログラミング. ○中島徹 : ピアノ/トロンボーン/メロディオン
○コモブチキイチロウ : アコースティック・ベース ○岡部洋一 : パーカッション
- ゲスト・ミュージシャン - ○南博 : ピアノ(M5) ○矢幅歩 : ヴォーカル(M6)

2011年7月12日 三田

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