2009年3月9日月曜日

山下達郎コンサート その1

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2月28日、NHKホールでの山下達郎コンサートに行ってきました。
コンサートは素晴らしく、3時間の長丁場も飽きることなく最後まで楽しく聴けました。
実は達郎をコンサートで聴くのは今回初めてで、個人的なパーソナルなセッションやパーティでしか聴いたことがなく、あらためて唄の上手さ、声の素晴らしさを実感しました。

僕が音楽の世界に入ったのはジャズ・ピアニストの山下洋輔さんの事務所ジャムライスが最初でした。
その前年までは、ジャムライスの前身テイクワンという事務所に、山下洋輔トリオとシュガー・ベイブつまり山下達郎の両山下が所属していたとそうです。
そんなこともあり、丁度シュガー・ベイブが解散した直後で比較的暇にしていた達郎や大貫妙子などは、よくジャムライスに遊びに来ていました。
元々田舎者でジャズしか聴いていなかった当時の僕は、それまでシュガー・ベイブなどとうバンドのことなど知らず、事務所にあったレコードを聴いたのが初めてでした。
それでも、僕と達郎は同じ年で、なんとなく親しみを感じてはいました。
当時六本木に初めてゲーム・センターが出来たとき、仕事帰りに事務所の若手達と達郎とで遊びに行きブロック崩しをやったのですが、達郎がやたら上手かったのが印象深い思い出です。

そのうち、達郎はCMの作曲やアレンジなどのスタジオ仕事が忙しくなり、たまたまスタジオで出会う以外はなかなか会う機会がなくなってきました。
彼が売れっ子になってから、当時僕が担当していた杉本喜代志バンド(清水靖晃、富樫春夫、岡沢章、渡嘉敷祐一という当時の売れっ子スタジオ・ミュージ シャンが揃ったバンド)が高円寺の次郎吉で演奏しているとき、達郎が遊びに来て飛び入りで歌ったり、昔シュガー・ベイブのマネージャーだった方の結婚パー ティで会ったりという程度で、その後約30年近く会うことはありませんでした。

今回コンサート後の打ち上げ会場で全員に挨拶してくれるということで、「覚えてるかな?」と内心不安でしたが、順番が来て目を合わせ「三田です。」と言ったら、即「えー!なんで突然現れたの。久しぶり。」と言ってくれました。
沢山話したいことはありましたが、まりあ婦人と二人でみなさんにご挨拶していて、後ろに多くの方が並んでいたので、早々に切り上げて会場を出ました。

僕も音楽業界に居る身でありながら、これまでなかなか接点がありませんでしたが、いつか彼と仕事できる日が楽しみです。

山下達郎コンサート その2

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今回コンサートに行ったもうひとつの理由は、今回初めてツアーに参加したドラムの小笠原拓海くんが山下洋輔ニュー・カルテットのメンバーで、僕にとっては身内も同然。
数年前にいきなり若手に切り替えたこのバンドを聴いて、洋輔さんにはメールで、
「このドラムは、様々なリズムを叩き出せる音楽性を持っていて、今後が楽しみですね。」
という様な内容を書いた覚えがあります。

最近当社でマネージメントを始めたシンガー・ソング・ライター小田切大くんが今アルバムのプリプロに入っており、レコーディングやライブにドラムを入 れることになったときを想像して真っ先に浮かんだのが、坂田明さんの子息で今やあちこちで声が掛かる売れっ子の坂田学かこの小笠原くんのことでした。

そんな折、洋輔さんからのメールで小笠原くんが達郎のバンドに入ったと知り、これは聴きに行かねば、となったわけです。

コンサートでの小笠原くんは素晴らしく、彼の前では達郎以外の全てのミュージシャンが霞んで見えたくらいです。
コンサート終了後、退場の列の中、僕の後方にいた二人の若い女性が「あのドラムの子、凄いわよね。」と話しているのが聞こえました。
ロビーでは、どうやら音楽にうるさそうな男達の輪で「ドラムの奴、凄くなりそうだな。」と。
打ち上げ会場に行くと大貫妙子がいて、関係者に「やっぱり、パワーなのよね。」と大きなゼスチャーでアピールしている。
続いて現れたどこかの主催者らしき男も、ター坊にいきなり「ドラム、良かったですよねえ。」と、どこもかしこも小笠原くんの話で持ちきり。
たまたま僕の周りだけだったとは思えません。

実際、ベースとのコンビネーションもばっちりで、最後まで衰えないパワーは素晴らしく、圧巻は終盤のドラム・ソロ。
共演のミュージシャン達も誇らしげに彼のプレイを見守り、一番ピークになったときには、互いに顔を見合わせながら驚いてさえいるような感じでした。

またまた、山下洋輔ファミリーから怪物の出現です。

2009年2月25日水曜日

ヨーロッパ日記2008

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3年目に入りいよいよ恒例化したドイツ・ツアー。今年はドイツのみならずイタリアはローマ公演も決定。名付けて『日・独・伊』三国同盟ツアー。
メンバーは、太鼓&唄の木津茂理と津軽三味線&唄の澤田勝秋のユニット「つるとかめ」とSAXプレイヤー坂田明のメンバー3人に加え、スタッフとしてマネジャー藤沢静子、音響にピットインの菊地昭紀、ツアー・プロデューサー三田晴夫の計6名。

6/9(月)

成田を出発し、同日ローマ入り。
フィウミチーノ空港でご担当の大森氏らしき人を探すもそれらしき人がいない。すると、「Mr.Sakata」のカードを持った外人を見つけ、思わず坂田さ んはそちらに近づいていき我々も続くが、どうも様子がおかしい。少し会話をしてどうやら我々とは無関係なことが判明。そうこうしているうちにやっと大森氏 が登場し、一同ひと安心。それにしても、ローマに降り立ってすぐに「Mr.Sakata」のカードがあろうとは。

6/10(火)

午前中は市内観光。
ポポロ広場から足の向くまま歩いていたら、藤沢さんから、あれ!これってスペイン広場?と言われ初めて気が付く。
午後は会場入りしリハーサル。
会館が音響的に響きすぎることもあり、菊地氏も苦労するが、全体の音量を抑えて良い感じに。
坂田さんと澤田さんは同い年で、みんなで「チャンジー」(じいちゃん)呼ばわりしていたが、いざ本番が始まると、丁々発止。互いにいざとなれば目にもの をって感じで、意識しているのがありあり。ここら辺が異ジャンルのセッションの面白さ。茂理嬢も、「流石チャンジー。」とあらためて感心している。
盛況のうち終演。
それにしても澤田師匠の東北弁丸出しは、異国の地に行っても衰えることはなく、絶好調。

終演後、ローマ日本文化会館の高田館長と大森氏のお誘いでレストランに。赤・白取り混ぜてワインを満喫。すっかりご馳走になりました。有難うございました。
澤田師匠は、日本を離れるまでは、持病のことがあり「おら、あんま呑まねえべ。」なんて言ってましたが、もうそんなことはお構いなし。

6/11(水)

この日は終日オフ。
いざ観光にと繰り出し、ホテル近くの路面電車を待つも一向に来ない。
今日はストかなと思いきや、どうやらブッシュ米大統領のローマ入りで路面電車は前面ストップらしい。また、ややこしい奴が突然現れたものだ。
バスは運行しているが、全員歩こうってんで地下鉄に乗れるポポロ広場まで40分。意外とある。そこからあのコロッセオへ。その歴史的建造物に接し一同感激。
特に菊地さんは、「やっぱり、歴史の重みだなあ。NYなんて全く行きたくないけど、ローマは良い。」と高揚気味でした。
コロッセオから、観光の中心地ヴェネツィア広場まで坂を登るが、結局どこにも立ち寄ることなくそのまま昼食。
そのレストランがいかにも酷い。高かろう不味かろうで、一挙にイタリア不信に陥る。
ビールは通常の2倍の値段、パスタを注文すれば、ケチャップ色で茹で過ぎた昔の日本のスパゲッティ。というか、昔の洋食屋の付き出しそのものだ。
みんなで腹を立てながらも、次なる目的地ヴァティカンへのアクセスが良い事で少し気を取り直す。
ここで別行動していた澤田・木津の師弟コンビと合流。
このサン・ピエトロ大聖堂は圧巻。
ディナーは、江戸の敵を長崎で、とばかりに美味しいお店を大森氏に相談。お薦めのイタリア・レストランを予約。坂田さんも、ここのムール貝は今までで一番、と絶賛。

6/12(木)

ローマからドイツ・ケルンへ。
昨年までは成田からケルン入りというパターンで、フランクフルトで列車に乗り換えてケルン駅に到着していたが、今回はケルン・ボン空港到着。
ご担当の山口女史がお迎えして下さる。
早速ケルン日本文化会館の上田館長と山口さんのお招きでレストランへ。
僕自身上田館長とは2度目。前回お目にかかったときに館長の音楽・オーディオの博識ぶりには舌を巻いていたのだが、なんと嘗てNHKのテレビでドイツ語口 座の講師をやってらっしゃったということを坂田さんが指摘。坂田さんは山下洋輔トリオ時代にはドイツには頻繁に来ておりテレビ講座で勉強していたらしい。 あらためて館長の博識ぶりに感心する。

6/13(金)


ケルン日本文化会館の公演。
昨年担当していただいた大西氏の顔もあり懐かしい。
公演は、プログラムを再考し変更したのが功を奏し、ローマでは各自の芸の出し合いのような場面も多かったが、本公演はバンドとしての纏まりが強まりパワーアップした感じ。
上田館長からも絶賛して頂きました。
公演後は、例年通り会館で軽い打ち上げをし、そのままバスでデュッセルドルフへ。

6/14(土)



デュッセルドルフは「日本デー」という欧州でもかなり大規模なお祭り。因みにこの日は100万人の人出となるそうだ。
午前中にサウンド・チェックがあり、会場へ。
ここライン川沿いにあるブルクプラッツ中央広場には特設ステージが設けられ、本番では約5千人の観衆が待ち受ける。
例年お世話になっている、田中領事(特に今回はJALの後援の事でご尽力頂いた。)、平女史、渡辺氏、それに渡辺氏の奥方でいつもいろいろとお世話をしてくれているアンドレアの顔も見え、何だか自分の田舎に帰ったような気分になる。

夜の本番までは空き時間なのでみんなで街に繰り出すと、すでにいたるところでに日本のアニメのコスプレをした若者達が歩いている。僕も3回目となれば見慣れた景色で懐かしい。
領事館の渡辺氏から、今年美味いラーメン店が領事館の近くに出来たと聞き、早速みんなで繰り出す。「匠」という店で確かに美味い。北海道から西山麺を空輸 しているそうで、値段も高く、ユーロ高騰もあり千円を超える。でも、東京でもなかなかこれほど美味いラーメンに出会うことは少ないので、大納得。

ステージは午後1時から入れ替わり立ち代り様々なパフォーマンスがあり、会場は出演者・スタッフ・お客さんでごったがえしている。
午後8時、いよいよ日本デーのメイン・アクトとして我らが「つるとかめ+坂田明」の登場。
茂理ちゃんからスタートし澤田師匠が絡んでいく。そして坂田さんが加わり、徐々にバンドのペースに。ステージ前の最前線には、音楽に合わせてエアー三味線をやりながら激しく頭を振っているドイツ人がいる。彼はついに約1時間半もの演奏の間それをやり続けていた。
お祭りに来たドイツの群集をも大いに引き付け、大成功。

最後は例年花火で終わるのだが、これまで我々は誰も見ていない。今回は、演奏後もバックステージで待機し花火に備えた。花火を見慣れている我々日本人としては、さほど期待してはいなかったのだが、これが凄かった。
結局、ステージ前方のライン川に揚がる花火をステージ上という特等席から見て、その規模・演出に感激。坂田さんは思わず「おっかーさーん」(これは感動したという究極の表現だそうです。)と歓声を上げている。

6/15(日)

つるとかめの師弟コンビは、6/17に日本公演が控えており、先に帰国の途へ。
残りの4名はオフだが、坂田さんが友人の日本人ミュージシャンがメールスでコンサートをやるので駆けつけるとのこと。
メールスといえば、ジャズ・フェスティバルで有名な地。この名前に引き付けられて僕も同行することに。
二人で列車に乗って、着けば何と大田舎。ジャズ・フェスのないときは全く寂しい町らしい。コンサートはドイツ在住のフルート奏者・天田透さんのソロ・コン サートで、メールス・ジャズ・フェスティバルの事務所を開放して行う。司会役もフェスティバルのスタッフでもある美人サックス奏者アンジェリカさん。ソロ に続いて彼女が加わりデュオになるが、なかなか素晴らしいサックス奏者で驚く。
坂田さんも当初より飛び入りするつもりで楽器を持ち込んでおり、3人での演奏となる。いずれもフリーなのだが、見事な展開。アンジェリカも坂田さんのプレイに舌を巻いている様子。
10人ばかりのお客さんだが、昼間なので事務所の部屋の窓から暖かな日が差し、風に揺れる木々が背景となり、なんだかとても良い気分にさせて貰った。
坂田さんも「こういう環境で自然に音楽があるってことがヨーロッパの文化なんだよな。」と深いお言葉。
お客さんの中に初老の男性がいて、坂田さんに向かって、
「お前は何十年も前にここのジャズ・フェスティバルに出演しただろう。俺は其のときに聴いていてようく覚えている。」と言っている。
ローマからドイツに入ったときに、何だか坂田さんがやたら自信に満ちた感じがしていたが、こういうところに起因しているのだろうか。

6/16(月)
坂田さんはこれ以降もベルリンやオランダでコンサートを組んでおり、お別れ。
残った、菊地、藤沢、三田の三人は、いよいよ帰国の途へ。

今回も各地で沢山の人にお世話になりました。またお会いできますことを。
また、出演者の澤田さん、木津さん、坂田さん、スタッフとして頑張ってくれた菊地さん、藤沢さん、みなさんお疲れ様でした。

7/7(月)

『日・独・伊』三国同盟ツアーのメンバーの日程がやっと揃い、月遅れの打ち上げ。
丁度一時帰国していたメールスで会った天田氏も加わり、何故かワンタイ(台湾料理)で乾杯。

で、締める予定でしたが。。。
ようやく一段落と思った翌日、出勤途中僕の車の前にさっと割り込んできた車のリアに大きく赤い字で、な、な、なんと、「つるとかめ」と書かれているではありませんか。
一瞬昨日の酔いがまだ残っているのか、はたまた『日・独・伊』三国同盟ツアーの祟りかと思いました。
何者か突き止めたく、追い越し際にサイドを見たら「笹塚 つるとかめ」と書かれています。事務所に着き早速ネットで調べてみると、老人擁護ホームの車でした。
や、やはり、チャンジーに縁があったのでした!

2008年4月9日水曜日

マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究

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菊地成孔の新刊「マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究」が届いた。
す、素晴らしい。
まだ読んでないが、素晴らしい。
何が素晴らしいって、デザインが素晴らしい。

勿論、菊地のこれまでの本が面白くなかった事は一度もないし、NHKのTV番組「私のこだわり人物像」でのマイルス解説や雑誌などでのマイルスに対するコメントは、どれも相当信頼できるだけでなく兎に角ユニーク且つ面白い。
ミュージシャンにしておくのが勿体無いくらいの文才とマイルスへの探究心は万人が認めるところであるので、内容は保証付きである。

更に最近入手したマイルスのJack Johnsonのコンプリート盤、そして僕が初めてブートレグに手を出してしまった「Swedish Devil」が新たにマイルス集に加わった。

今読んでいるポール・オースターの「シティ・オブ・グラス」をさっさと読み終えて、この分厚い本にマイルスを聴きながら挑戦しよう。

またまた、マイルスの日々が続く。

2007年6月22日金曜日

ドイツ・ツアーwith上々颱風

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2007.5.31~6.4

昨年に引き続き、ドイツ・デュッセルドルフの「日本デー」に日本からバンドを呼びたいとお声が掛かった。
声を掛けてくれたのはやはり昨年に続いて当社出身の渡辺君。彼との協議で今回は上々颱風を推薦する事になり、決定。昨年同様ケルン日本文化会館も引き受けて下さり、2公演のツアーとなった。
メンバーの紅龍さん、西川聡子さん、白崎映美さん、猪野陽子さん、西村直樹さん、渡野辺マントさんの6名にマネージメントの有浦順二さん、平子英子さん、音響の伊藤英治さん、そして三田の10名。

5月31日:昨年のように臨時編成のメンバーでなく、またマネージメント・オフィスから2名来てくれているので、非常に気楽。今回はヴィデオマンに徹 する事に。全て昨年と同じルートで、昨年も迷ったフランクフルトからの電車の乗り換え以外は極々スムーズ。昨年と同じ文化会館の大西真さん、佐藤彩子さん のお出迎えも同じ。ホテルに到着後すぐに会場の下見に。日本語の達者なドイツ人レーゼさん、技術の上野さんも昨年と同じ。ケルン到着からのルートも会館も ホテルも懐かしい。
会場下見の後、早速夕食会に招いて頂く。唯一の変化は館長さんで、今年は上田浩二さんが就任されていた。夕食会では館長が相当な音楽・オーディオのマ ニアであることが判明。西村氏、紅龍氏、僕の三人がかりでも全く歯が立たない、恐れ入りました。特にイタリアンのお店という訳ではなかったようだけど、こ このピザはかなりの美味さでした。
6月1日:朝から会場入り。今回は音響の伊藤氏が同行してくれ、諸々予定通りとは行かないまでも、進行は順調。途中ブレイクを取り市内観光に。
19時スタートで昨年同様司会にはレーゼさん。音響は思ったよりバッチシ。照明は事前に特に注文を付けなかったものの、マネージャー有浦氏の当日の指示で、なかなか良い感じ。
ヴォーカルの映美さんはMCとして朝からリハの合間もズーっとドイツ語と格闘していたが、その成果あり、お喋りでも大うけ。途中会館の佐藤さんにも通 訳として登場願い、これまた大うけ。バンドのノリも絶好調で、最後はスタンディング・オベイション。後で聞いたら、この会館でこんなにスタンディングが あったのは初めてとのこと。
このツアーは上々颱風にとっても久しぶりの海外公演で、メンバーも今後の海外での展開に大いなる自信となったよう。これを機会に海外での公演が増えれば僕としても嬉しく、鼻が高いと思う。
軽い打ち上げの後、チャーター・バスにてデュッセルドルフへ。



6月2日:昨年と異なり、朝から最高の天気。昨年の台風のリベンジを上々颱風でとはこれいかに。
ライン川に沿った会場にはしっかりしたステージ、PA席が置かれ、各スタッフが忙しそうに動いている。模擬店も着々と準備を重ねている。ドイツ・ビールのテントや旗に混じり、たこ焼きや焼きソバのテントもあり、中には「SUSHI TAXI」と書かれた車もある。
リハーサル中にも続々と人が集まり、ノッテ踊りだす人や歓声をあげる人も。曲が終わる度に拍手が起こり、その度の紅龍さんの「リハだっちゅうのに!」というタイミングが絶妙。
ボチボチと日本のアニメのコスプレの連中が増えてくる。なかなかカッコイイ。
リハ後本番まで休憩。
一旦引き上げ昼食を取り再び会場に来るや、もう人、人、人。本当にお祭りだ。総領事館のお話によると、このお祭りには総勢100万人の人出があり、会場に留まっている人だけでも5000人は下らない。
今回はCenter TVというローカル・ケーブルTVの中継もあり、映美さんと紅龍さんのインタビューがあった。領事館の渡辺君は急遽通訳としてTV初出演。
本番は人を載せるのはお手の物の上々颱風は、ぐいぐいと客を乗せていく。途中のMCも通訳として上がって頂いた領事館の平さんのコーナーも大うけ。この人だかりの中ややスピーカーのパワーが不足したかなと感じるが、そんなことお構いなしに大盛り上がりでエンディング。
CDを売るスペースが無く、金網越しにスタッフが売っていたが、上々颱風70枚、西川聡子ソロ・アルバムが30枚あっという間に売り切れ。スタッフに 混じり大きな声を出して手伝ってくれていたのは、なんとケルン日本文化会館の大西さん。ケルン館長の上田さんも応援に駆け付けて下さっていた。
昨夜のケルンに引き続き大成功。


6月3日:昨年と同様、ドイツ料理店に総領事館のお招きで集合。昨年も同席していただいた田中健一郎領事は常時上機嫌。話が弾み昨年は見られなかった一面を発見。特に自家製納豆の作り方には力が入りっぱなし。こんな楽しい人とは知りませんでした。
6月4日:紅龍さんと西村さんはベルリンに、有浦さんと伊藤さんはフランクフルトへ、僕はベルギーへと個々に旅立ち、他のメンバーは帰国の途に。

今回は天候にも恵まれ、大成功のドイツ・ツアーとなりました。
ケルンの本文化会館の方々、デュッセルドルフ総領事館の方々、有難うございました。
今年も声を掛けてくれた渡辺君、いろいろと付き合ってもらったアンドレア渡辺夫人、有難う。
こうなったら毎年恒例で行けるといいな。。

2007年5月15日火曜日

Ub-Xに対する山下洋輔さんからのコメント

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昨年の「Ub-X」に続いてプロデュースを担当させてもらった橋本一子率いるトリオ、Ub-Xの第2弾「Vega」が4月18日リリースされた。
僕は時々自分の仕事であるCMの音楽プロデュース作品や個人的に書いた文章などをジャズ・ピアニスト山下洋輔さんに聴いて頂いたり読んで頂いたりして いる。それに対して山下さんからはいつも丁寧なご返事を頂き、的確な感想を述べて頂いていていて、僕はそのご返事が楽しみであり、また何よりもそれでいつ も勇気付けられている。
しかしながら、流石に同じジャズ・ピアニストのCDをいきなり送り付けて聴いてくださいという事にイマイチ抵抗があり、昨年のアルバムは送りそびれていた。
今回「Vega」が完成し、この2作で作り上げられた他の音楽とは全く異なるこのトリオのオリジナリティ溢れる音をやはり山下さんに一度聴いてもらいたいという気持ちが強くなり、昨年の「Ub-X」と共に思いきって送ることにした。
ゴールデンウィーク前に郵送したものの、山下さんはそのゴールデンウィークには新宿ピットインで自己のセッションで3日間、ビル・ラズウェルのセッ ションで1日入っていてお忙しいとき。なかなか2枚を聴いていただくのは大変で迷惑だったかなと案じていた。案の定、そのピットインセッションのある一日 に顔を出してみると、まだ聴けないでいるとのご返事。勿論、いや却って失礼しましたと、こちらも恐縮。
ところが、連休明けの数日後、早くも山下さんから下記のコメントを頂いた。

「一子さんのCD2枚聴きました。楽しみました。
いつからこのユニットで、このやり方なのか知りませんでしたが、
フリーフォームをベースにした演奏に
今の一子さんが特にはっきり主張されていると感じました。
独特の手法が発見されていて、とても気持ちよかったです。
独自のスタイルのピアノトリオに、ボーカルというホーン奏者が入っている
と言う風にも聴きました。
疾走感が爽快ですね。井野さんはまさに適役。
彼にとってもベストパフォーマ ンスの場ではないでしょうか。
ドラムの藤本さんはポムさんですか?そうだとすれば大成功の華麗なる転身ですね」

これに続いて、曲単位の詳細な感想や質問も更には曲の並びに関する感想まで含まれていて、山下さんがとりあえず大雑把に聴いただけでこのようなコメントを下さったわけではなく、かなりしっかりと聴き込んで頂いたことは明白。本当に有難くも勿体無いことこの上なしです。
僕もこのプロジェクトに関わってきた甲斐があったというもの。
山下さん、本当にいつも貴重なご意見有難うございます。

2006年12月22日金曜日

Hiroki-mode ebisuライブ

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'06年の4月より、ひょんな事からライブの企画に携わることになった。恵比寿にHiroki-mode ebisuという新しい複合スペースが誕生し、そこで毎月ライブを開催したいという申し出だった。
  私も過去に何度かライブの企画・運営を個人的にしたことがあるし、社内にもその方面に明るく頼りになる方々が多いので、まぁ何とかなるだろうと軽い気持ちで了承したのだが、実際にスタートするとこれがなかなか想像以上に大変。
  先ず、PAの問題。店舗はライブの無い時はバー或いはカフェとして経営しているものだから、通常PAシステムが用意されていなかった。ライブの度に 店舗に機材を持ち込み、一からPAを設営するのである。PAの知識なんて殆ど持ち合わせない私にとっては、これは堪えた。専門の方にアドバイスを頂いた り、イロイロ調べモノしたりすることで、なんとかモノにしていった。今ではちょっとしたカフェライブ位なら自分一人でやれそうだな、と自信が付いてきまし た。



  さて、実際に出演頂いた皆さんですが、以下敬称略にてご紹介させていただきます。

 梅津和時+太田恵資コテツ&ヤンシー花田裕之梅津和時&ザーム・シュラミンガー柳原陽一郎&水谷浩章EBI&TARO中村善郎&橋本一子渚ようこ&高橋ピエール藤井一彦須藤もん/篠原りか花田裕之サエキけんぞう&Club Je t'aimeヤドランカ&鬼怒無月

  当初よりお店に特にジャンルによるカラーを付けることなく、雑多且つ個性溢れるアーティストをご紹介していくことが目標であったため、なんともバラエティーに富んだ面々になってます。こんなライブハウス、なかなか無いでしょ?
  花田さんによる男泣きの弾き語り、渚さん・ピエールさんの鬼気迫る歌謡ショー、藤井さんの痺れるエレキ・ギター、サエキさんのショウマン・シップ溢 れるパフォーマンス、ヤドランカさんの心に響く歌声、まだまだ思い出は尽きませんが、ご出演していただいた皆さん本当に素晴らしい演奏をありがとうござい ました。また、Hiroki-mode ebisuのスタッフの皆様方、ご協力ありがとうございました。
今後とも、こんな楽しいライブ企画やっていきたいものです。