2006年12月22日金曜日

Hiroki-mode ebisuライブ

nk

'06年の4月より、ひょんな事からライブの企画に携わることになった。恵比寿にHiroki-mode ebisuという新しい複合スペースが誕生し、そこで毎月ライブを開催したいという申し出だった。
  私も過去に何度かライブの企画・運営を個人的にしたことがあるし、社内にもその方面に明るく頼りになる方々が多いので、まぁ何とかなるだろうと軽い気持ちで了承したのだが、実際にスタートするとこれがなかなか想像以上に大変。
  先ず、PAの問題。店舗はライブの無い時はバー或いはカフェとして経営しているものだから、通常PAシステムが用意されていなかった。ライブの度に 店舗に機材を持ち込み、一からPAを設営するのである。PAの知識なんて殆ど持ち合わせない私にとっては、これは堪えた。専門の方にアドバイスを頂いた り、イロイロ調べモノしたりすることで、なんとかモノにしていった。今ではちょっとしたカフェライブ位なら自分一人でやれそうだな、と自信が付いてきまし た。



  さて、実際に出演頂いた皆さんですが、以下敬称略にてご紹介させていただきます。

 梅津和時+太田恵資コテツ&ヤンシー花田裕之梅津和時&ザーム・シュラミンガー柳原陽一郎&水谷浩章EBI&TARO中村善郎&橋本一子渚ようこ&高橋ピエール藤井一彦須藤もん/篠原りか花田裕之サエキけんぞう&Club Je t'aimeヤドランカ&鬼怒無月

  当初よりお店に特にジャンルによるカラーを付けることなく、雑多且つ個性溢れるアーティストをご紹介していくことが目標であったため、なんともバラエティーに富んだ面々になってます。こんなライブハウス、なかなか無いでしょ?
  花田さんによる男泣きの弾き語り、渚さん・ピエールさんの鬼気迫る歌謡ショー、藤井さんの痺れるエレキ・ギター、サエキさんのショウマン・シップ溢 れるパフォーマンス、ヤドランカさんの心に響く歌声、まだまだ思い出は尽きませんが、ご出演していただいた皆さん本当に素晴らしい演奏をありがとうござい ました。また、Hiroki-mode ebisuのスタッフの皆様方、ご協力ありがとうございました。
今後とも、こんな楽しいライブ企画やっていきたいものです。

2006年6月21日水曜日

ドイツ・ツアーwith橋本一子Ub-X

mita

2006.5.18~25

2005年2月頃、橋本一子さんとアルバムを作ろうという計画をしていたときに、同時に海外での活動を目指したいというのは両者の共通の目標だった。 そしてその年10月からのレコーディングを控えた9月下旬の或る日、突然嘗て当社に所属していた渡辺圭介君からメールを貰った。
彼は当社を退社した後ドイツに渡っていたのだが、なんと6月にデュッセルドルフの総領事館に就職していて、そこで毎年行われる「日本デー」に日本からアーティストを呼びたいのだが協力して欲しいという話だった。
正に渡りに船。早速、橋本一子のグループはどうかと折衝し、橋本一子Ub-X(橋本一子(P)、井野信義(B)、藤本敦夫(Ds))の出演が決定。他 にケルンとベルリンでも公演が決まった。ケルンでは八木美知依さん(箏)、デュッセルドルフでは更に白河直子さん(ダンス)も加わるという形でのドイツ・ ツアーは、上記出演者に加えマーク・ラパポートさんと当社から三田晴夫、中村満幸という総勢8名。



5月18日:ケルン到着後早速文化会館の方達と夕食会。美味しいイタリアンでした。
5月19日:ケルン日本文化会館では当日は予定していなかった白河さんが飛び入りで参加して下さり、まずはお披露目。予算の都合で音響エンジニアを同 行しなかったのが祟って、なかなか思うようなサウンドにならず、ややフラストレーションがたまり気味。休憩を挟み2部からはなんとか持ち直し無事終了。会 館での打ち上げ後、チャーターバスでデュッセルドルフへ。



5月20日:前日から話は出ていたが、なんとこの時期ドイツでは珍しい台風来襲。朝の10時には中止の決定。メンバー、スタッフ共声も出ない状態。
同じく日本から駆け付けた円道一世さんのグループはデュッセルドルフのためだけにドイツ入りしたとの事で、なんともやりきれない様子。我々は前夜ケル ンの公演があり、Ub-Xと三田の4名はその後ベルリンのライブも入っていたのでまだ良かったとは云うものの、諦めきれない気持ちは同じこと。 一部のメンバーは降ったり止んだりの天気の中、床のみが残されているステージと折畳まれた模擬店用のテントとを尻目に、これだったらやれるんじゃない!と 何度も言ってみるものの、中止の事実は変わらない。実際雨はまだしも、時々強い風が吹き抜ける。
5月21日:昼食に総領事館の招きでドイツ料理をご馳走になった。美味しい料理を楽しませてもらったものの、どうしても残念会的な雰囲気で今ひとつ盛り上がらず。
その夜はデュッセルドルフから程近いヴッパタールという街を拠点にしているダンス・カンパニー、ビナ・バウシュの舞踊団の公演がその本拠地であり、全 員で鑑賞する。今回のUb-Xのベルリンでのライブのコーディネイトをやってくださった青木淑子さんが、たまたまビナ・バウシュや団員の人たちと懇意で、 僕自身ファンであった事、そして今回はダンサーの白河さんも同行しているということで、みんなで行くことになった次第。



5月22日:Ub-Xと三田の4名はベルリンに向かい、他のメンバーは帰国の途に。その夜早速、B-flatというライブハウスでの公演。ドイツでは CDの発売も無くなかなか集客は難しかったものの、演奏は素晴らしく、少ない観客の中にはかなり良い感じのノリをしている人も。お客さんの反応が正直と言 われるドイツで、この人数としては良いムードにメンバーも気を良くした様子。最後に溜飲を下げた形で大満足でした。
5月23日:この日はオフで、ベルリンで活躍しているジャズ・ピアニスト高瀬アキさんのお宅にお呼ばれ。体調を崩してホテル待機になった藤本氏を残し 三人で伺った。アキさんとは三者三様、それぞれお付き合いもあり、ドイツでの競演も多かった井野さんは兎も角として、一子さんと僕は本当に懐かしさで一 杯。アキさんはこの日まで自分のバンドのツアーがあり急遽戻って頂いたこともあり、ご主人のドイツ・ジャズ界の大御所でピアニストのシュリッペン・バッハ さんが手料理を作ってくださった。お母様の故郷ハンガリーの田舎料理、ハンガリアン・グーラッシュという牛肉の煮込みにジャガイモをすり潰して野球のボー ルほどの団子にしたものを入れた物。これはホント美味しかったです(ドイツ・ツアーでNo.1でした)。
5月24日:ベルリンを出発、帰国の途に。

ケルンの日本文化会館の方々、デュッセルドルフの総領事館の方々、ベルリンのコーディネイトばかりかビナ・バウシュのチケットまで手配して頂いた青木 淑子さん、お忙しい中最高の御もてなしをして下さった高瀬アキさんとシュリッペン・バッハさん、そしてこのツアーの切っ掛けを作ってくれて、現地でも様々 な難題に対処してくれた渡辺君と奥様のアンドレアさん、本当に有難うございました。

2006年4月20日木曜日

20周年パーティー

mita

2006.4.4 



ついにスーパーボーイ20周年記念パーティの日がやってきました。
実際には2005年12月を以って丸20年で、この時すでに21年目に突入しています。
いやー、よくぞここまで会社が持ったなという方が大勢いらっしゃると思います。

会場は原宿ブルー・ジェイ・ウェイ。
19時の開宴の少し前から本パーティの為にベースの水谷さんがピックアップして下さった諸戸勝也さん(P)、よしみせいいちさん(B)、水口泰邦さん (Ds)のピアノ・トリオのジャズが場内の雰囲気を作ってムードが高まった後、我らがパーティには毎度お馴染みの司会役中原仁さんが登場し、パーティが開 催されました。
続いては、これまたお馴染みの岩神六平さんの挨拶と乾杯。
後は呑んで食べて様々なミュージシャンの飛び入りライブで皆さんに楽しんでいただこうという趣向。

その後は以下のミュージシャンの方々が次々とステージに上がって下さり、沢山の演奏、歌のプレゼントを頂きました。

高津哲也さん、倉本将之さん、河井英里さん、シトロバルさん、鮎川麻弥さん、Ub-X(橋本一子さん、井野信義さん、藤本敦夫さん)、藤井一彦さん、梅津 和時さん、松本治さん、水谷浩章さん、eEYOさん、鬼怒無月さん、鈴木朋さん、shezooさん、菅井えりさん、大野えりさん、北京一さん、みなさん本 当に有難うございました。

なお、私の故郷尾道を拠点に活動しているソウル・シンガーの筒井賢さんも、上田正樹さんとのジョイント・コンサートの打ち合わせのため上京していた本当に僅かな時間の中、わざわざ顔を出して下さいました。有難うございました。

前回の10周年の時にも大勢のミュージシャンの方たちが次々とステージで演奏を繰り広げ、会を盛り上げて下さいました。
こういう素敵なミュージシャンの方々に支えられて20年間を無事会社を続けてくる事ができたと思います。

また、このパーティの開催にあたりスタッフとしてお手伝い頂いた皆様、お忙しい中駆け付けて出席して頂いた皆様、本当に有難うございました。

我々も、今度は30周年パーティを目指し、次なる10年を頑張る事が出来そうです。 今後とも皆様宜しくお願い致します。

2006年2月22日水曜日

2006/02/22

mita

昨年12月を以って当社 20周年となり、現在21年目を迎えています。
来る4月初旬、これを記念してライブハウスを借り切って、大々的なパーティを予定しています。

思えば10年前の10周年パーティでは、南青山まんだらを借り切って行ない、12月の忙しいさなか沢山の方々に集まって頂きました。
特に山下洋輔さん、渋谷毅さん、本多俊之さん、かの香織さん、おおたか静流さん、上野洋子さんなどなど、様々なミュージシャンが入れ替わり立ち代りステージで演奏を繰り広げて頂き、本当に感激いたしました。

今回も沢山のミュージシャンが盛り上げてくれることを期待しつつただいま準備中です。

パーティのご報告は本HPにて掲載します。

10周年パーティーの際に作った案内状はコチラ

2006年1月31日火曜日

着うた配信

mita

過去にプロデュースしたCM音楽の一部が、2006年1月25日から着うたとして配信が始まりました。(参照)
白鳥英美子(元トワエモワ)と岡崎律子(一昨年若くして急死したシンガーソングライターでアニメの主題歌も歌っていたので、未だに根強いファンがいます)に歌ってもらった、元々クラシックのメロディをアレンジしたものです。

20年近く前、知人が持っていた箱型ショルダー式の携帯電話を初めて見て羨ましくて仕方がなかったのを思い出します。 それは肩にずしりと来る重さで、都内で掛けるときには2階の喫茶店の窓ガラス側に陣取りやっと通じるような代物で、なにやら007の様なスパイ映画を彷彿とさせるワクワクする気分でした。。

それから数年後日本で初の携帯電話のCMの音楽を自分が担当する事になりました。 NTT DoCoMo関東エリア向け(通信会社はエリアごとに分割されていてCMも地域によって異なります。地域によっては関東エリアのものを使っている場合もあるので、地方の人も見た事はあるかも知れません。)の宅間伸扮する島耕作シリーズで、2年間担当しました。

その時はまず極端に小さくなった電話機に驚きましたが、今あらためてCMを見てもっと驚くのは、通信エリアの狭い事。 「東名阪へエリア拡大・予告」というキャッチフレーズで、CMに表れる地図にはほんの都市部しかカバーしていません。 あれから12年で携帯電話というものがすっかり変化しました。 メール、カメラ、インターネット、動画、着メロ、着うた。 その着うたに同じ頃当社で作った音楽が配信されるようになるとは。。。

当社の着うたは今はまだ4アイテムしかありませんが、今後少しづつ増やしていく予定です。 あまり更新しないホームページですが、たまに見てもらえれば、増えた楽曲はinfomationで見れるようにしたいと思います。

乞うご期待!