mita
7月19日(日)夕刻。
あの伝説の山下洋輔トリオの40周年記念コンサートが、日比谷の野外音楽堂で催された。
出演は、山下以外に第一期トリオの中村誠一(sax)と森山威男(ds)、以下坂田明(sax) 、小山彰太(ds)、林栄一(sax)、国仲勝男(b)、そして亡武田和命(sax)の代理人菊地成孔(sax)と歴代のメンバーが勢ぞろい。司会は勿論山下の心の師相倉久人だ。
僕はこの企画を聞いたときから「是非手伝わせて欲しい。」と村松社長に申し入れ、実際ジャムライス在籍時代と同じように、基本的に全ての打ち合わせに参加させてもらい、当日も25年ぶりにいちスタッフとして楽屋周りを担当した。
会場には早くから嘗てからの熱狂的ファンのみならず、伝説のトリオを一目見ようという若いファンも多数押しかけている。
まずオープニングは、林&小山の第4期トリオの「回想」からスタート。
いきなり飛び出した林さんのプレイに、舞台袖から見守る誠一さんの「飛ばしてるなあ!」の声に一同ニヤニヤ。
コンサートはその後、時代を遡り最後の第1期トリオ、そしてアンコールで全員集合の「GUGAN」まで、熱い演奏が繰り広げられた。
ただひとり出ずっぱり(休憩後の相倉さんと菊地さんのトーク・タイム以外は)の山下さんの体力が心配であったが、そのパワーは衰えることなく完奏。?十歳前とは思えない。
2部の第2期トリオのあの名曲「キアズマ」の演奏中、空には見事なダブル・レインボウが掛かった。山下さん曰く、この二つの虹はこの間亡くなった武田和命さんと平岡正明さんだ、というのはその通りだと思う。
この40年の間に多くの方々がこのトリオに係わってきたが、その誰しもが今回のコンサートに多大なる祝福を送ったに違いない。
*本コラム掲載写真以外の写真をご覧になりたい方は、カメラマン内田巧さんのサイトでご覧いただけます。
http://www.uea00.com/yyt40th/index.html
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